Aperitif 365 in Toyohashi

Aperitif 365 in Toyohashi
Special Exhibition
-アペリティフの前に美術館へ-

今年も参加させて頂きます。
展示は5月29日~6月6日まで
また6月6日は19:00~アペリティフパーティです。
出品作家(敬称略)
伊藤洋介
原田章生
岡野克俊
鈴木愛
熊谷香里
伊藤里佳
田口友里衣

ホテルアークリッシュ豊橋1Fエントランスにて。
展示は無料でご覧頂けます。
よろしければ是非ご覧下さい。

.13389358_10209956575459659_328131894_o

DCIM0584

13230964_1213891981969512_229027813_o

DCIM0591

DCIM0587

DCIM0592

DCIM0589

DCIM0588

環境アートに関するワークショップ③

5361dbce569cf4854d85c382c15c733263d8ca19_14_2_9_2

地域の芸術祭に関する座学をした、前回。
今日は自分の身近な場所に作品を計画する実践講座です。

コンセプトが固まってきたら、次は作品の見せ方です。
例えば、見る人はここに立って作品を見てほしい。
や、参加型の作品にしたいなどなど、構想は膨らみます。

ではどうしたら参加者は思惑通りに見てくれるか。この細かい配慮が鑑賞者を作品の世界に引き混む大事な要素となります。

ひとりひとり丁寧に計画書を添削していきました。

そして前回の座学で嬉しい反応がありました。
2013年あいちトリエンナーレの開催地となった岡崎市。
個人的には岡崎にいた時期もあり、身近な都市での開催はとてもうれしく、またかなりハイレベルな作品群に刺激を受けました。
その岡崎でみた作品や街並みについて前回講義したのですが、参加者の一人が東岡崎駅利用者ということもあり現在の岡崎市、東岡崎駅周辺の写真を撮影してきてくれました。
※写真はインターネットより転用

ここに作品があったの?と聞かれたのでそうだよ。と答えたらびっくりしていました。
こんなところに!?と。それが街中に突然アートが現れる楽しさですね。
普段よく利用するのによく見て歩いてみたことがなかったそうです。
普段見ない目線で東岡崎駅を散策したらしく、こんなとこ見つけた!と色々話して写真を見せてくれました。

「アートは町おこしではない。しかしアートは街の魅力を再発見するきっかけとなる。」
先日拝聴したトリエンナーレスクールで感銘を受けた言葉のひとつです。

現在は作品が飾られていない岡崎市ですが、何かおもしろいものをみつけてやろうと散策することで面白い小道や気になる薄暗い階段を彼は見つけたようでした。

環境アートに関するワークショップ②

DCIM0469

無意識を意識すると空間は立ち上がる。
普段何気なく見過ごしている風景をよく見て新たな想像を加える。

環境アートについてのワークショップ2時間目。座学。

今回のワークショップで目指すのは作品を展示することではなく、計画を立てること。

作品の完成予定図とタイトル、コンセプトを八つ切り画用紙に描いて、グループディスカッションの形でプレゼンをし、今回のワークショップは完成となります。

さて二時間目の講義内容は座学。
地域の芸術祭が行われることでその地域に何がおこるのか。
経済は?地域住民の反応は?来場者は?

瀬戸内国際芸術祭2010終了後のアンケートを資料をもとに講義しました。
またこの春講師である私自身が実際に瀬戸内国際芸術祭に行き感じた地域の人との交流や街の様子などもレポート。
そしていよいよあいちトリエンナーレ開催の土地として選ばれた豊橋市水上ビル商店街の話。
こちらは豊橋で行われたトリエンナーレスクールで伺った話も紹介しながら講師の意見も交え、また参加者にもどう思うか問いかけながら進めて行きます。

講師は今まであいちトリエンナーレ、横浜トリエンナーレ、瀬戸内国際芸術祭に何度か足を運びました。(残念ながらまだ新潟にはいけていません。)
またそれ以外にも地域主催のアートイベントにもいくつか足を運んだり、時には出品側として参加しています。

その場所で展示するためには誰に許可を取ればいいのか、どのように許可を取るのか。
例えばクリストとジャンヌクロードの作品のように膨大な布が必要な場合、個人が用意をするのか、協賛企業を募るのか。
(クリストとジャンヌクロードはドローイングやオブジェの収益によって制作しているそうです。)

今回のワークショップで彼らに経験してもらいたいのは、現代美術を理解するだけではなく、自分たちの普段過ごしている空間の魅力に気づくことと、その魅力を引き出すためにアートは良い手段のひとつであること。
そして目的を実現するためには、プレゼンテーション能力を身に着けること。

次回はプレゼンテーションをするために必要な資料作りです。
作品の構想は少しづつ固まってきました。

写真は春に瀬戸芸に行った先で見つけたトマソン。※1
どこに作品があるのかなって町をよく観察しながら歩くので自然と面白いものを見つけてしまうのです。
芸術を見に行ったら町の魅力も発見できたし、偶然知り合った地元の人においしい定食屋さんを教えてもらったり。
地域の芸術祭の魅力って、有名な芸術家の作品を見るってだけじゃない面白さがありますよね。

※1トマソン
赤瀬川原平さんらによる路上観察学会。超芸術。
町などに見られる無用の長物。建設途中だったり、解体途中だったりすることもある。
四谷階段などが特に有名。

環境アートに関するワークショップ①

DCIM0570

高校生向けに環境アートについて学ぶ講師をしています。
(個人情報の観点より参加者の姿は掲載していません。)
参加者は美大進学希望者やそうでない子もいますが、6名みんな積極的に学んでいます。

5月の少し日差しの強い日、約1時間をかけて某所の敷地内を散歩します。

例えば、灰色の無地の建物を見上げる。バックには青空。
この青空と同じ色に建物を塗装したら、晴れの日は建物が空に溶け込んで、雨の日は建物が存在感を表す。

そこにある光景・建物も含めて作品である「サイトスペーシフックアート」を学びます。
最初は「先生の頭の中ってどうなってるの?」ととても自分にはできないといった様子でしたが、とにかく気になる風景やものの写真を撮る(携帯のカメラを使用)

【気になる場所】を見つけられるようになれば、次はそれに対するリサーチです。
東西南北・大きさ・・・などなどリサーチ観点は色々ありますが、今回は自分の体を使ってのリサーチです。
建物と建物のすき間はちょうど両腕を伸ばした長さ、だったり。
虫食い葉っぱの穴は小指が入る大きさ、だったり。
自分と自分以外の物や空間との共通点を探します。
これが実際の作品のコンセプトにつながるとは限りませんが、ただものさしを使って図るより、大股何歩分、といった具合の方が記憶にも残りやすく楽しくもあります。

さて、まだ作品の全容は見えてきません。
どんな環境アートが生まれるか、続きは2回目の講義にて。

桜ヶ丘ミュージアム キッズワークショップ

s_IMG_7047加工桜ヶ丘M28mini

s_IMG_7034加工桜ヶ丘M28mini

豊川市の公立美術館である桜ヶ丘ミュージアムで企画されているキッズワークショップで講師をさせて頂きました。本年で二回目です。
火器を扱う為、少人数を二回に分けて開催。そのせいで学芸員さん、スタッフさん共に大変だったかとは思いますが、おかげでけがなく楽しく講座を行えました!

今後もキッズワークショップは講師と内容を変え、その都度参加してくれるお子さんを募集しているそうです。
大変お得!(というより無料)な為ものづくりに興味のあるお子さんには是非参加してもらいたいな~と思います。

桜ヶ丘ミュージアムのみなさん、ご参加頂いた親子の方々、ありがとうございました!

今後も行政・民間問わず講師派遣を承っております。
内容等はcontactよりお問い合わせお願い致します。