エア建のご案内・詳細

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ワークショップのご案内です。
昨年もご案内させて頂きましたが、日程の変更があり失礼致しました。
場所は田原市の明星ライブラリー、2017年1月29日(日) 13:00~です。

work shop 「新しい視点の建立」
とかっこいいタイトルがついていますが、内容は散歩をします。

2017年はマルセル・デュシャンが「泉」を制作して100年です。
私はこの作品を初めて本で見た時、なんだこれは?というか、ほぼスルーというか。
視覚的楽しさを感じなかった。
この感覚はルチオ・フォンタナの「空間概念」を見た時も同じでした。

それでもこの泉が現代美術の幕開けと言われる所以は普段見ているものの視点を変えて、新しい価値を見出したことにあります。
それはダダイズムといわれる運動となりました。
そうした知識を得たことで私自身のものの見方は広がり、現代アートが如何に面白いか実感しました。

新しい視点によって開かれる世界を、何気ない世界(=町)の中で、自分のフィルターを通して見る。
創造をたてる行為が「建立」です。

お題はないので自由に歩いて自分のフィルターで町を切り取って創造を建立してみてください。
私は一応デュシャンの泉に倣って「ひっくり返す」をテーマに町を見てみようかなと思います。

タイムスケジュール
13:00  明星ライブラリー集合
13:30~ 散歩
14:30~ シェアリング

参加費   シェアリングの際にお茶をご用意します。お茶代500円を参加費とさせて頂きます。
必要な者  カメラ(携帯可・デジタルなもの) 筆記用具 暖かい服装

参加希望の方は事前にご連絡頂けると幸いです。

愛知県田原市中山町寺脇185
TEL 0531-32-2530

◆OPEN: 企画展・イベント・ワークショップ開催日

写真は明星さん周辺で見かけた塀の手前に作られた塀のような存在。
素朴な造りと佇まいです。

ファンデナゴヤ2017.12 採択されました。

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ファン・デ・ナゴヤ美術展というアート企画のコンペティションに応募し、採択されました。
作家としてだけではなく、企画者としても応募しました。

キュレーターというには素人すぎますが、作家としてどんな展示がしたいか。
誰としたいかを考えた末、声をかけさせてもらったメンバーと展示します。

展示は2017年12月名古屋市民ギャラリー矢田にて。
「ファン・デ・ナゴヤ2017.12」という名称です。

23件の応募の内3件が採択されそのうちのひとつです。
第一次審査が書類、第二次審査がプレゼン
このプレゼンがとにかく緊張した。

企画は決まっていますが1年かけてブラッシュアップしていきたいと思います。

明星ライブラリーでのWS&小品展 終了しました。

田原市の明星ライブラリーさんでWS&小品展をさせて頂きました。

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小品は夏に個展をしたギャルリーくさ笛での作品を。
アクセサリーは定番商品からの展示となりましたが、ホワイトキューブとは違う、明星さんらしい暖かな空間の中でのびのびと展示させて頂きました。

2016年の展示の予定はこれにて終了。
2017年は決定している展示はまだ少ないですが、公募を引き続きがんばってゆきたいと思っています。
企画なんかもたててみたい。

今年初めのアーツチャレンジが3年くらい前のことみたいに思えます。
来年も踏ん張って作家活動を続けます。

企画展「箱舟」終わりました。 レポート3

普門寺企画展レポート3です。
レポート1 http://taionglass.halfmoon.jp/企画展「箱舟」終わりました。-レポート1/
レポート2 http://taionglass.halfmoon.jp/企画展「箱舟」終わりました。-レポート2/

そして土の中へ。

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陶芸作家兼藤忍さんの作品の中に今回展示した作家、パフォーマーの作品を入れ、普門寺さんの境内に埋めます。
なぜこのような話になったかというと、近年普門寺では多くの大学の調査が入り1000年前に埋められた経筒と銅鏡が土中より発掘されました。
それに倣い、私たちもこの展示を土の中に埋める行為を持って終了しようということとなりました。
※普門寺さんの了承を得ての行為です。皆様は勝手に普門寺さんにタイムカプセルなど埋めない様に注意してください。

兼藤さんの作品の扉を留める金具もガラスで私が制作させて頂きました。

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作家それぞれの願いを1000年後に込めて普門寺の護摩木に書き一緒に埋めます。
皆さん、世界平和とかなかなか壮大でしたが、私はごくごく個人的な願いになってしまいました。
世界平和もひとりひとりの幸せから・・・ということで。

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最終日の朝、穴を掘ってくださる、副住職さん。
そして、展示終了後、山の上の明かりのない普門寺は16時ですでに真っ暗です。雨も降る中若干(かなり)怪しいですが、作品を埋める行為が始まりました。

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作品を包む陶芸作家の兼藤忍さん
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作品を運ぶ企画であり、朗読のパフォーマンスも行った荒木正美さん、と傘を差すギターの待井裕太さん
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土の中に埋めます。

タイムカプセルというより若干の土葬感はありましたが、こういうことを大真面目にやっています。
アートとはくだらないことを大真面目にやることもありなんじゃないでしょうか。

そしてこの3日後、大好きな祖母が亡くなりました。
私は、学生時代から、ガラスが不安定な物質でありながら存在しつつけるということを知り、その性質に惹かれて制作を続けてきました。
現在はガラスを使用すること自体減りましたが、ガラスを使っていなくてもガラスのように儚く美しい今を表現できるような作品を作りたいと思っています。
作品でいくら万物はいつか消えていく儚いものであると訴え続けていても死を目の当たりにする衝撃は大きかったです。悲しかったです。
なんでもかんでも作品と結びつけることは出来ませんが、祖母はいつも私の展覧会を楽しみに、応援し続けてくれたので私はこれからもがんばろうと思います。

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企画に私を選んでくださった明星ライブラリーさん、ご一緒した皆さま、ご来場頂いた皆さま、寛大な心で場所を提供してくださる普門寺さん、ありがとうございました。
みんなで合掌のポーズ。

そしておばあちゃん、育ててくれてありがとう。

企画展「箱舟」終わりました。 レポート2

普門寺企画展「箱舟」のレポート2です。

レポート1 http://taionglass.halfmoon.jp/企画展「箱舟」終わりました。-レポート1/
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11月27日副住職林義正さんのスペシャルトーク、真言宗について、普門寺の歴史についてのお話があり、その後展示作家によるアーティストトークを行いました。

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12月4日朗読・荒木正美さん、ダンス・田中りえさん、ギター・待井祐太さんによるパフォーマンスを行いました。
本堂に溢れんばかりの人だかりでした。

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12月4日、普門寺にて太陽光をレンズで集め、鉛筆で塗りつぶした紙を普門寺で焦がしました。
普門寺公認パフォーマンス(公開制作)の為、誤解のないよう普門寺さんの法被を着用しています。

この公開制作した作品を最終日の展示終了後普門寺さんの敷地内に埋めます。
この続きはレポート3にて。